お陰様で第7回を迎えたナノブロックアワードでは、世界中のナノブロックファンより600作品も集まりました。
応募作品は、(株)カワダ公認のナノブロック達人による作品とその他のビルダーの方々による作品に分けて
厳正な審査を行いました。各方面で活躍しているクリエイターを中心とした審査員のハートをつかみ
見事栄光を手にした合計33作品の受賞作品をご覧ください。

No Limit 部門

ナノブロックを使用すること以外に制限はない文字通りのノーリミット部門。

達人

るぴなす

No Limit

タラバガニ

夢のまるごとタラバガニを作りました。
関節がすべて動くところと甲羅が開くところがポイントです。

Christopher Tan

No Limit

Chocolate Bar

Who loves chocolate? Everyone!

kusuburhythm

No Limit

がしゃどくろ

歌川国芳の「相馬の古内裏」でもおなじみの巨大な骸骨の妖怪を作りました。
這いずりながら彷徨っている様子を表現するために、ディスプレイアームを体幹にして組み上げています。
ただの人体骨格標本にならないように、歯を抜いたり、頭蓋骨を欠けさせたりして、シンプルながらもインパクトのあるビジュアルにこだわりました。
がしゃがしゃと骨の関節を鳴らしながら今にも襲いかからんとする様子を、絵とは違う角度から見ることが出来ます。

hiropo_papa

No Limit

天燈鬼と龍燈鬼

奈良の興福寺にある国宝の天燈鬼と龍燈鬼です。興福寺を訪れた時にその存在感と迫力からなんとかナノブロックで再現したいと思い作りました。
左肩に灯篭を載せた阿形の像が天燈鬼。頭の上に灯篭を載せた吽形の像が龍燈鬼です。実際には古い作品のため色はかなり薄くなっていますのでほとんど想像で色を決めました。
灯篭の中にはLEDの小さなライトを入れられるようにしてみました。

一般

ブロックマン

No Limit

海の王、クラーケン

クラーケンは北欧に伝わる海の怪物で、その多くがタコなどの頭足類の生物の姿で表現されています。驚異的な大きさで、船を襲うという伝承があるそうです。

今回は、クラーケンが帆船を襲い、その船体を真っ二つにしてしまった場面を表現しました。自分の力を誇示するように、折ったメインマストをかざしています。

軟体動物特有のクネクネした動きや質感、大きさや迫力が上手く表現できたと思います。また、ボロボロになった船の帆など、帆船の格闘の跡も見ていただきたいです。

なお、今回は別作品の「帆船」、「クラーケン」から着想を得、迫力のある作品にしてみました。また、目が光るギミックも入れてみました。

takeki

No Limit

ナノブロックタウン

ナノブロック製品とオリジナルの融合作品です。3年かけて仕上げました。

Liu John

No Limit

A camper van

A camper van, its owner and a dog.

ちっち

No Limit

金魚鉢

金魚の造形が良かったので、彼らを入れる金魚鉢を作ってみました。
丸みを再現するのに苦労しました。

Ladyfae

No Limit

Welcome in Paris !

"Paris sera toujours Paris"
Sit down in a little bistro in Paris, the little table is coverd with a "vichy" table cloth, order à coffee and taste the french way of life...

nomuzox

No Limit

サイボーグハンド

サイボーグの手を製作しました。
サイズは1/1、大体成人男性の手の大きさと同じくらい。

五指は可動式で様々なポーズが再現出来ます。

LEDプレートをベースにしているので、
スイッチを入れると腕の横のスリットから腕の付け根にかけて光があふれます。

コード類やシリンダーをそれっぽく仕込み、緻密さをテーマに製作しました。

ぐあ太郎

No Limit

ダルマの目入れ

ダルマの目入れを行っているところを作品にしました。
片目にくぼみをつくり、目入れをする筆を付けれるようにしました!
ダルマの目入れは左右どちら目にするのが正しいか諸説あるようですが、今回は写真撮ることを考えて右目にしました!pre>
							

Under 200pcs 部門

使用できるブロック数は200ピースまで。制限のある中で様々な表現にチャレンジ!

達人

seibu_lina0505(やま)

Under 200pcs

クリアパーツを使ってビニール傘の表現に挑戦しました。本体部分はメリハリをもたせるために様々な形状のパーツを使用しています。
なお、傘立ては脇役としてシンプルな形になるように凹凸を消しています。
傘:73pcs、傘立て:80pcs
…安いビニール傘だからって盗んだらダメ。ゼッタイ。(被害者談)

happy_nanoblock(ヤマ)

Under 200pcs

おはようございま…

閉め忘れに注意。

[Total 200pcs]

くら

Under 200pcs

熊手

酉の市の熊手を作りました。立てて飾ることも出来ます。

一般

nomuzox

Under 200pcs

あんこたっぷり!ほかほか鯛焼き

寒い季節の定番、ほかほか鯛焼きセットを製作しました。
頭部と胴体、尻尾は関節ブロックで繋がっていて可動が可能。
間に別パーツのあんこを詰めるとたっぷりVerになります。
あんこはあずきあんです。

「さぁ、どうぞ!食べたい部分から召し上がれ!」

鯛焼き(87)お皿(43)お茶(43)お盆(14)187Pcs

Liu John

Under 200pcs

Friends

Friends waiting for bus. This was built by using monotone colours.

ピサミン

Under 200pcs

だるま落とし

だるま落としの胴体を、ハンマーで叩いた瞬間を切り取りました。
今にも崩れそうな不安定感を表現できたと思います。

迫力を出すために胴体は派手に弾き飛ばしました。
また、ハンマーにも動きを感じられるよう柄をしならせ、漫画的な表現を使って残像のような帯を引いています。

作品が自立できるようバランスを調整し、プレートに固定しない事にこだわりました。

【190 pcs】

とりおやこ

Under 200pcs

パンの袋を止めるアレ

パンの袋を止めるアレを作りました。実用性もバツグンです。

LUNAPAWN

Under 200pcs

台車とコンテナ

コンテナには12本入れられます。
台車も折りたたみ状態も!!

Willie Lee

Under 200pcs

jump!

展現狗飛越騰空接飛盤的姿態。

121pcs

suikyo_dateya

Under 200pcs

「メカ・イルカ」

メカのイルカです!!

pokerix

Under 200pcs

涼味

涼しげな羊羹を作りました。
造形がシンプルなので、作業はアレンジが主で
作ってて楽しかったですw
爪楊枝は刺さっているので、つまみ上げられます。
皿49 葉90 楊枝12 羊羹20、27
全部で198ピースです。

皿は10×10のプレートが無かったら
作れませんでした(^_^;)

うちやま

Under 200pcs

かっぱのかわながれ

目撃したというよっぱらいは泥酔しており・・・

かっぱを可愛くすることに注力しました。
R人形を2pcsと数えて200pcs。

nanoblock+ 部門

ナノブロックプラスを使用する以外に制限はない!

達人

くら

nanoblock+

生け花

プラスで作った花を生けてみました。

くら

nanoblock+

サルのおもちゃ

プラス独特の丸パーツをシンバルに見立てました。
手と口はパーツの差し替えで、異なった動作と表情を楽しむ事が出来ます。

kusuburhythm

nanoblock+

MONKEY

ヘッドライトにホイールを使ったので、リバーシブルで好きなライトの形を選べます。
フロントフォークとリアフォークは角度の調整が可能。
エンジンはもちろん、マフラー、リアサスペンション、燃料タンクキャップ、スピードメーター、ナンバープレートなど細かい部分も詰め込みました。

一般

ボスP

nanoblock+

白いギターとアンプ

ナノブロックプラスで白いギターとマーシャル風アンプを作ってみました。手前に転がっているのはピックですが、厚みがありすぎたためなくてもよかったかも…。
同じスケールでギタースタンドも作ったので、縦置きで飾ることができます。

yasumasa

nanoblock+

黄道十二宮

黄道十二宮の星座をナノブロックプラスで。
それぞれ、1.牡羊座 2.牡牛座 3.双子座 4.蟹座 5.獅子座 6.乙女座 7.天秤座 8.蠍座 9.射手座 10.山羊座 11.水瓶座 12.魚座 です。

とりおやこ

nanoblock+

ウミウシ+

ナノブロックプラスでもウミウシを作りました。
手持ちパーツの関係から色合わせが難しかったですが、
ウネウネした感じが出るよう頑張ってみました。

walkbot

nanoblock+

ケータハム・セブン

簡単に作れそうなデザインだと思ったのですが、意外と手間取りました(フロントのフェンダーは再現できませんでした)。実車にも一度は乗ってみたいですね。

ムスP

nanoblock+

いろいろ手裏剣

ナノブロックプラスで、息子(小3)が手裏剣をたくさん作っていました。

shinnanomura

nanoblock+

アニメ風ペンギン

リアルじゃなくてアニメに出てきそうな
人間の言葉を喋りそうなペンギンです。

<商品化メモ>
親ペンギンだけでいいかも。

とりこ

nanoblock+

こねこ

こねこがボールで遊んでいます。

特別審査員

ザリガニワークス

武笠太郎、坂本嘉種によるマルチクリエイティブ会社。「コレジャナイロボ」や「自爆ボタン」「土下座ストラップ」など、玩具の企画開発、デザインを軸にしながら、「ごはんかいじゅうパップ」「弾神オドロッカー」「石膏ボーイズ」など、キャラクターデザイン、作詞作曲、ストーリー執筆等、ジャンルにとらわれないコンテンツ制作を広く展開。コレジャナイロボは2008年度グッドデザイン賞受賞。雑誌テレビブロス(東京ニュース通信社)にて「ザリガニワークスのスーパートイ工房」連載中。著書「遊んで暮らすコレジャナイ仕事術(パルコ出版)」「超玩具発想法 ザリガニワークスのスーパートイ工房(東京ニュース通信社)」。

COMMENT

美味しそうな「タラバガニ」、「ChocolateBar」の解像度革命!「Welcome in Paris!」の布、というより重力の表現!そして「海の王、クラーケン」にはとにかくたまげました!脱帽です。今回は特にNoLimit部門での力作が多かったように感じました。皆さんの知恵と努力でまたひとつ表現の壁をぶち破っている様に感動しながら全ての作品を拝見致しました。今年も存分に楽しませて頂きました。

大図まこと

8bitカルチャーを背景とした東京生まれのピクセルデザインブランド「TOKYO PiXEL.」デザイナー。
アパレル、広告向けのデザインからイベントのプロデュースまでその全てを独自のピコピコフィルターを通してPOPに表現。東京・蔵前にブランド名と同じ店名の「TOKYO PiXEL.」を運営。
12/2~10まで中野にあるギャラリーSF DEPT.にて活動10周年記念展を開催。

COMMENT

NO LIMIT(一般)部門グランプリのブロックマンさん作「海の王、クラーケン」は圧倒的な世界観と技術力で文句なしの受賞です。おめでとうございます!
グランプリは逃しましたがカラフルでポップなnanoblockの世界にノスタルジックで独特な世界観を作り上げたLiu Johnさんの作品はどれも個人的に好きです。

NO LIMIT部門 (達人)グランプリのるぴなすさん作「タラバガニ」はモチーフのインパクトと形状、色合いが素晴らしいなと思いました。nanoblock+部門でのパーツの組み合わせ方やモチーフの特徴の捉え方も素晴らしかったです。W受賞おめでとうございます!

惜しくも準グランプリのChristopher Tanさん作「Chocolate Bar」はザクザク感まで表現されていてとてもユニークでセンスのある作品でした。部屋に飾りたいです。

UNDER 200pcs部門 (達人)グランプリのやまさん作「傘」は少ないピースでシュールな題材を表現し審査員の心を掴んだと思います。どうしてこれを作ろうと思ったのか聞いてみたいです。(笑)グランプリおめでとうございます!

今回も力作揃いで審査にとても時間が掛かりました。残念ながら入賞出来なかった方の作品の中にも技術力が高いものや可愛い物が沢山ありました。一方、入賞された方の作品を見直して見るとモチーフ選びの段階でまず一歩抜きに出ているような気がします。
ビルダーの皆さん、今年も沢山素敵な作品を見せていただき有難うございました。来年も期待しています!

FACTRY株式会社/FLOORnet編集部 杉山 忠之

日本を代表するクラブミュージックマガジン『FLOOR net』の副編集長、国内外のクラブシーン、ダンスミュージックシー ンの象徴的なアーティストやイベントなどを毎月紹介。 FLOOR net 配信中のPodcast 「佐藤大のプラマイゼロ」にて、出演中。

COMMENT

僭越ながら、今年も懲りずに審査に参加させていただき嬉しく思います。参加者のみなさんの尽きることのないアイディアとナノブロック愛には毎年本当に驚くばかりです。
毎回悩みに悩み、いろいろと考えながら審査させていただいていましたが、今回は自分の直感を信じて“造形美”と“驚き・発見”をベースにしてみたところ、いかに自分が固定概念に縛られていたのかわかった気がします。
なかでもナノブロック+は年々クオリティがあがり、今回はいつも以上に楽しませていただきました。もちろんナノブロックのポテンシャルは計り知れず、無限の可能性があると再確認。
作るだけでなく、見ているだけでも時間を忘れてしまうナノブロックの素晴らしさ。今後も楽しませていただきます。

<佐藤 大>脚本家

19歳の頃、主に放送構成・作詞の分野でキャリアをスタートさせる。その後、ゲーム業界、音楽業界での活動を経て、現在はアニメーションの脚本執筆を中心に、さまざまなメディアでの企画、脚本などを手がけ ている。2007年「ストーリーライダーズ株式会社」を代表取締役として設立。 脚本代表作として TVアニメ『永久家族』、『カウボーイビバップ』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『ウルフズレイン』、『絢爛舞踏祭』、『サムライチャンプルー』、『交響詩篇エウレカセブン』、『エルゴプラクシー』、 『FREEDOM』、『地球へ...』、『バトルスピリッツ 少年突破バシン』、『東のエデン』、『LUPIN the Third -峰不二子という女-』、『超速変形ジャイロゼッター』 3DCG映画『鉄拳 ブラッドベンジェンス』、3DCG『Halo Legends』(【The Package】脚本担当) Playstation ゲーム『エースコンバット3 エレクトロスフィア』、3DSゲーム『バイオハザード:リベレーションズ』、『エクストルーパーズ』など。

COMMENT

毎年のことですが、今年も力作揃いでじっくりと審査をさせてもらいました。ここ数年、アワード初期のような巨大建築やジオラマ的な傾向から食べ物や生き物などの動きや丸みのある作品が増えているのを感じました。そんな中でも、今年はblockとしての色や形の素材、作品自体の見せ方にアイデアがあるモノに目を奪われました。特に「ちっち」さんの「金魚鉢」は丸い磨りガラスの鉢と金魚というテーマの選び方や上から楽しむという見せ方も新しいと感じました。また「るぴなす」さんの「タラバガニ」や「Liu John」さんの「A camper van」など分解することを前提としている作品という魅せ方にも心を奪われました。

イラストレーター・画家 絵子猫

幻想的なカラーと多彩な画法を巧みに操る、色の魔法使い。

雑誌の挿絵や人気作家の装丁、イラスト提供をはじめ、

大手ブランドやさまざまな企業の広告、

コラボレーション商品、50mにも及ぶパーキングエリアの

超大作メインビジュアルを担当するなど

幅広い分野で活躍中。

COMMENT

どれもすごいスキルでびっくりしました!

選ばせてもらった作品は

モチーフセンスの良さが光るものと

技術的に圧倒的な厚みのある作品です。

個人的に動物や骨格標本や和物モチーフが好きなので

直感で好きなものも選んじゃいました。

素晴らしいものを魅せてもらえて感謝してます!

SHIBUYA PIXEL ART実行委員会/坂口元邦

SHIBUYA PIXEL ART実行委員会 発起人、スリーシックスティ・チャネル株式会社 代表取締役。18歳で渡米し、大学で美術・建築を専攻する傍ら、最小限主義な空間クリエーターとして活動。帰国後は、広告業界で企業のマーケティングおよびプロモーション活動を支援。2015年に「リアルな接点・体験」からブランドを創るスリーシックスティ・チャネルを設立。現代版「浮世絵」に魅了され、2017年に「SHIBUYA PIXEL ART」というピクセルアートイベントを立ち上げ、クリエーターの発信の場・実験の場を創ることをライフワークとしている。

COMMENT

シブヤピクセルアートの坂口です。はじめて審査員として参加させていただくことになりましたが、どれもオリジナリティ溢れる作品ばかりで見ているだけでもわくわくしました。今回参加されたnanoblock🄬クリエーターの皆さんは、思い思いの感性に突き動かされ本当にエキサイティングな創作体験をされているなぁと羨ましく思いました。さて、今回私が審査で注目した点は、「切り取り方」や「構造」がユニークで、「美しい」ものです。特に美的観点においては、360°どこから見ても凹凸がうまく表現されていたり、nanoblock🄬らしい粗さや細かさのバランスによって味が出ているものを選びました。そういう点で、達人部門の準グランプリを受賞した「おはようございま…」は、単なる名詞的な表現にとどまらず、動詞的に、「閉め忘れ」と「お辞儀」をユーモアに組み合わせて表現されているなぁと感激しました。

キタイシンイチロウ [DEVILROBOTS]

グラフィック、キャラクター、イラスト、映像、WEB、音楽、グッズの企画・デザイン・制作を手がける。「cuteness and blackness」をコンセプトにアートワークを展開。代表作は「トーフ親子」。
Disney、NHK、Sanrio、ガチャピン&ムック、タツノコプロ、日本アニメ、円谷プロ等のリデザイン、ミュージシャンやアパレルブランドとのコラボも手がける。 海外にも活動の場を広げ、特にアジアでは絶大な支持を得ている。
「トーフ親子」はNYで行われたDESIGNER TOY AWARDS 2017にて殿堂入りを果たした。

COMMENT

今年渋谷で行われた「SHIBUYA PIXEL ART 2017」で自分のデザインした七福神の1人「布袋尊」を カワダさんがナノブロックで表現していただいたつながりで 今回「nanoblockAWARD2017」の審査員として関わらせていただきました。

みなさんの応募作品数とクオリティに最初びっくりして点数をつけるのが難しいな〜と感じたのですが、 普段グラフィックやキャラクターデザインなどをやっているので 自分の審査ポイントとして全体的なイメージとキャラクターデザインで点数をつけようと思いました。

一般NO LIMITのグランプリ「海の王、クラーケン」は映画の1シーンを切り取ったような作品で迫力もあり、 これ作ってる時楽しかっただろうな〜と思いました。
優秀賞の「金魚鉢」は金魚を作ってから鉢を作ろうと思いつき、それを実現したのもスゴイと思います。
金魚鉢の丸みがうまく表現されていると思います。
個人的には「Car chase」が好きです。同系色のナノブロックを使って路面のスピード感と犯人と警察のスリル感も 出せていると思います。「浄水機」の床にいるカップルのポーズも上手いな〜と思いました。
nonoblock+(一般)の「こねこ」も少ないパーツ数でかわいい作品だと思いました。
この作り方でいろんな柄のこねこがたくさんいてもかわいいかも。

達人NOLIMTの優秀賞の「がしゃどくろ」は迫力と描写力でビックリしました。あとは写真の撮り方も上手いと思います。
グランプリの「タラバガニ」もメインのイメージ写真がきちんと世界観を出せているのでポイントも高かったのだと思います。
作品はすごくいいのに見せ方(写真撮影)でイマイチになっている作品もいくつかありました。
gif動画の「跳べ!-IV」や「透明人間」の見せ方も面白くナノブロックでの新しい表現方法だと思いました。
under200pcsの準グランプリ「おはようございま...」は僕も点数をいれたので入賞して嬉しいです。
ナノブロックでこのシーンを作ろうと思ったアイデアと懐かしさを感じました。
個人的には「えんじん全開」の猿と「Chillin on a Rainbow」のナマケモノ、 「ミミズク」、「Astro Bear」のキャラクターデザインが好きです。

BAN-8KU

ゲームの表現方法である「ドット絵」を専門に、アートビジュアル、デザイン、グラフィックなど制作。デザイナー、キシモトシュウジにより発足。
主な活動として、「SHIBUYA PIXEL ART」、「東京ゲームショウ2017グッズデザイン」、「TOYOTA新型Vitzキャンペーン Is This Vitz?」、
「ファミスタ×ホールズ」、「8BITMUSICPOWER」、「キラキラスターナイト」など。オリジナルキャラ「ドット絵こねこ」グッズを展開中。

COMMENT

作者のこだわりを感じる箇所が多く、最後まで審査に悩みました。
最初に見たときの印象を大事にしながら、引きで見た時と、拡大してみたときの印象や、メッセージを見て気づかされる工夫など、時間をかけて選びました。

達人部門グランプリの「タラバガニ」や「傘」は、精密な質感の表現方法が美しく、素敵だなぁと。
準グランプリの「chocolate Bar」はドット絵だとなかなか表現しにくい文字箇所もしっかりチャレンジしラベルの曲線や斜めの部分など丁寧に製作できていると思いました。

一般部門から「ナノブロックタウン」や「海の王、クラーケン」はまさにNO LIMITの作品というボリュームと精巧さに目を奪われました。優秀賞の「サイボーグハンド」は「どうなっているんだろう?」と思わせるビジュアルの良さと、可動式、LEDライトの表現など、作品への盛り込み方のうまさが光ってました。

少ない解像度で独特の雰囲気をうまく表現されていたLiu Johnさんの「Predator and prey」」や「A cat and his mouse friend」はキャラクターの感情が伝わってくるようで、今にも動き出しそうな世界感がとてもかわいかったです。

今回受賞した作品はもちろん、惜しくも受賞にとどかなかった作品も、ナノブロックの鮮やかな色味やサイズ感をうまく使った、ナノブロックだから成立するすばらしいアートだと感じました。
トライアル・アンド・エラーを何度も繰り返し、形にしていく根気のいるものだからこそ、できあがった作品はとても美しく感動します。
技術力ある皆様だからこそ表現できる世界に驚くばかりでした。

SHIBUYA PIXEL ART(イベント)

「SHIBUYA PIXEL ART」は、「シブヤクを、マシカ区に」をスローガンに、渋谷区の基本構想にある「あらたな文化を生みつづける街/エンターテイメント・シティ構想」の実現を目指した、アートイベントです。2017年7月16日(日)〜7月31日(月)の16日間、渋谷・原宿・表参道界隈で、ピクセルアートの祭典「SHIBUYA PIXEL ART 2017」を開催しました。

COMMENT

SHIBUYA PIXEL ART賞は、「天燈鬼と龍燈鬼」。今空前の国宝ブームの中で、「天燈鬼と龍燈鬼」をnanoblock🄬で見事に再現されていました。LEDの演出によって異なる表情を楽しめたり、どこかあどけなさが残る鬼の表情に惹かれ、SHIBUYA PIXEL ART賞に選ばせていただきました。

JAPANMATE編集部

奇数月25日発行のゲーム・ホビー専門フリーペーパー『JAPANMATE』編集部。大手家電量販店、雑貨店、イオンなどで絶賛配布中!
ナノブロック×ジャパニメイト企画『こんnanoどうでしょう』連載中。

COMMENT

JAPANMATE賞は「かっぱのかわながれ」を選ばさせていただきました。シュールなカッパの表情と、この後に起こる酔っ払いとのドラマを妄想しながら編集部全員一致でした!